不良
そのピンク髪は教室の床に倒れていた。

「あぁ?今、なんつった?オイ?」

篠崎は床に倒れているピンク髪を睨む。

ピンク髪は少しビビりながら、

「いや、なにも………」 

「ふん!次言ったら、こんなもんじゃすまねーぞ」

また睨みながら言う。


篠崎がピンク髪から目線を外し教卓のとこへ戻ろうとする。


戻る途中で、俺と目があった。
篠崎は俺を睨みながら、

「オイ、貴様。なんだその目付きは。」

俺は正直に言う。

「コイツは筋金入りのバカだなって思ったんだよ」


周りがシーンとする。

篠崎が少し震えながら言う。

「なに?」



「もっかい言ってやろうか?お前は筋金入りのバカだっつてんの」

少し挑発気味に言う。


篠崎が口を開く。

「テメェ…………。ぶっ飛ばす!!!!!!」

篠崎はこっちに向かって走ってくる。
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