不良
そこには部下達に支えられて運ばれる亮太がいた。

自分じゃ歩けない程ボコボコにされていた。


その光景を見た瞬間、俺の中で何かがプツンと切れた感じがした。



「テッッッメェェェ!!!ぶっ飛ばす!!!!」

俺は反射的に舞台の側に近づく。


「はっ??何言ってんの?学校1強い俺に、勝てると思ってんの?」

篠崎はまだ笑っている。

「黙れぇぇぇぇ!!!!」
俺は即座に舞台の上に立ち、篠崎を殴った。


バキッ!!!


「グッ…………!」

俺は篠崎の顔面を思いっきり殴った。

かなりのダメージを食らったらしい。

篠崎の体が、かなりグラッと揺れた。

「ほぉ。いいパンチしてるじゃねぇか。だが、そんなんじゃ俺には勝てねぇ。」
そう言うと篠崎は俺の顔面をめがけて拳を繰り出して来た。
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