不良
「フン!雑魚がほざくな」

俺は鼻で笑う。

「んだとぉ?雑魚?テメェ…………死ね。」

《死ね》と言う言葉と共に篠崎が俺の前に現れる。 

篠崎が前に来たのを確認した時、既に篠崎の拳は目の前にあった。


瞬間的に首を少しかしげる。

頬に拳がかする。


「ほぉ。いい反射神経してんじゃん。」

と言うとそのまま頬をかすった手を首に回そうとする。


だが、その手は既に俺が掴んでいた。


「なっ!!??いつの間に!?」

篠崎の顔は疑問でいっぱいだ。


「フン!雑魚が。」


そのまま俺は腕を捻って顔面をモロに殴る。


ドコッ!!!!

今までの中で一番鈍い音がした。
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