不良
でも、今はそんな事を気にしてる場合じゃない。


目の前の状況をどーにかしないと。


「それより………テメェ……その娘に何してんだ?」

俺は稲垣を睨む。


「何してるかって?そりゃ、コイツがなぁ生意気やから少しお仕置きしてやろうと思ってなぁ」


稲垣とその周りのやつらは笑っている。


「それでレイプか?」


「まぁ、そんなとこやな」

稲垣はさらっと言う。


「ッテメェ!調子のんじゃ…………」


健太は稲垣に殴りかかろうとしていたが俺はそれを止めた。


「やめろ、健太。お前は病み上がりだろ?ここは俺と高橋に任しとけ。」


そう言って亮太を見ると亮太は了解と頷く。


「なんや?お前ら。殺る気か?しかも2人で?ハッ!図に乗んな!」


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