不良
顔を見るとかなりの美人だった。


「うん。大丈夫です…」


女の子はそう言うとヨロヨロっと立った。


背は中くらいで髪は長め。

スラーっとしていて、かなりの美人だ。


「家はどこ?」


「…………この辺です。」

そう言うと立ったまま、またうつむいてしまった。


「じゃあ送ろうか?」


「でも…………」


女の子は申し訳なさそうだ。


「いーよいーよ、遠慮しなくて。危ないしね」


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