不良
橋の下につくと、案の定稲垣が倒れていた。


周りの部下達はいない。


コイツ嫌われてんだなぁ。

俺はそう思いながら稲垣に近づく。


「オイオイ、稲垣。まだ寝てんのかよ。いい加減起きろよ。」


声をかけるが返事はない。

コイツにかまってもしょうがないと思い、携帯を出して健太達に無事だと言うメールを送る。



送り終わって携帯を閉じた瞬間、後ろに気配を感じた。


稲垣か?


そう思って振り返ろうとした時、腹を殴られた。


「グッ……………」


俺は地面に倒れる。


そして朦朧とする意識の中、目の前で笑っている稲垣とNo.3を見た………。


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