不良
「やぁ、神崎君。元気かな?」


稲垣は不気味に笑っている。


「なんで俺の名前を……」

「君のお友達が言ってるのを聞いたんだよ」


稲垣はそう言うといきなり俺の顔面を殴ってきた。


「さっきはよくもやってくれたなぁ。あぁ!?」


そう言って、また俺の顔面を殴る。 


俺は稲垣を睨む。


「なんだよその目。自分の置かれてる状況がわかんねーのか?」


そう言ってまた俺を殴ろうとしたとき、


「稲垣さん!」


と言う声がした。


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