兄と秘密の恋愛を
「え?まだ退院できないの?」


「ええ・・」


そんな・・・・


私は持っていたコップを落としそうになり、
慌てて持ち直した。


「じゃあ、毎日お見舞いにくる!」


「えっ・・そんな、忙しいでしょう?」


「平気!私の・・せいだもん」


そう、全部




私のせい―――



「そう・・ありがとう」


「きっと隼人も喜ぶわ」


「うん」

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