兄と秘密の恋愛を
「お兄ちゃんー」


私は毎日


お見舞いへ行った。


「今日も着てくれたの?」


「もちろん」


私は手土産のフルーツを棚に置いた。


「食べる?りんごー」


「うん・・・」


時々、お兄ちゃんじゃないって思ってしまうけど、


お兄ちゃんはお兄ちゃんだもんね。


「お兄ちゃんはね、めちゃ明るかったんだよ」


「そっか・・・」


思い出してほしい
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