兄と秘密の恋愛を
「あれを気にしないなんて、できないよ」


ゆっくりと私に近づいてきたお兄ちゃんは、
私をゆっくりと包み込んだ。


「っ・・」


外せない。離して、なんかいえなかった。


「お兄ちゃん・・・」


「好き・だから?」


ドクンッ


そう。


そうだよ。


大好きなんだ―――
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