兄と秘密の恋愛を
「お兄ちゃん!」


「美央っ」


私はお兄ちゃんの暖かい腕に包まれた。


「おかえり」


「うん、ただいま」


お兄ちゃんは学校に通うようになって
平凡な毎日が戻ってきた。


けど、私にとって変わった。


「だって、彼氏だもんね♪」


「こらっシッ」


お兄ちゃんは私の口に指を当てた。


「あぶ」


「ばれたらどうするんだよっ」


そう、私達は禁断の恋をしているから、


ばれたらおしまい。
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