兄と秘密の恋愛を
「美央、隼人いるの??」


「あ、うんっ」


私は慌ててお兄ちゃんの腕から離れた。


「・・・・。」


「そ、そんな寂しそうな顔しないでっ後で部屋に行くから」


「えっ」


お兄ちゃんの顔が輝いた。


「ヤっていいの?!!」


兄の爆弾発言に私は顔を真っ赤にさせた。


「エロ兄~~~~っ」


「美央、うるさいわよっ」


お母さんが入ってきた。


「お母さんお兄ちゃんがぁああ」


「もう、仲良しね」


仲良し。そう思われていると安心する。

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