君詩

高鳴り

病院からの帰り道
偶然キミとすれ違った
あたしは恥ずかしくて
下を向いたのに
制服姿だったからかな?
「どうしたの?」って
言ってくれた。

1コ違いであんまり話さないのに
人気のあるキミが
あたしのコトを覚えてくれてた。

胸の高鳴りを押さえられなくって
あたしは急ぎ足で歩いた。

名前の字が一緒。
やってる委員会が一緒。

それしか接点がない
でもそれでも嬉しい

期待しちゃうよ

キミが笑いかけるから

< 45 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop