ヴァンパイアKISS ~姫の王子?~
「神谷っっ」
もちろんそんな生徒がいたら注意するに決まってる。
「居眠りとは結構なコトだ・・・もちろん、こんな簡単なの答えられるんだよな?」
否
その問題は、応用で言うと中の上くらいのレベルですから...
皆はポカーンとして、当たらないことを祈ってる。
紗世は、私にエールを送るように、シャープペンを小さく振っている。
そんな紗世の姿に、思わず笑ってしまう。
「おぃっ神谷!聞いてるのかっ?!」
「41x-6y+59」
私が小さく呟くと、周りからはオォっというどよめき。
先生の顔も少し困った顔になってる。