ヴァンパイアKISS ~姫の王子?~
「お前は・・・」
【悪魔】が、何かを言おうとする。
私はソレを言われる前に口を開く。
「あなたは・・・何?」
【悪魔】は、少し困った顔をしている。・・・ように見えた。
「何だっと問われても、俺はヴァンパイア。それくらいしか言えないぞ?」
・・・え?
今、なんて言った?
「悪魔ぢゃ・・・ないの?」
私はおそるおそる聞いてみる。
「悪魔みたいな下等な生き物と同じにするな」
ヴァンパイアは、見下したような口調で私に言う。