ヴァンパイアKISS ~姫の王子?~
「おいっ返事をしろ、百面相」
急に耳元で言われて、やっと自分を取り戻す。
「な、なんなのよ、その百面相って」
ヴァンパイアは少し周りを見ながら
「姫の部屋は?」
急に会話を変えられて、きょとんとしてしまう。
「私の質問は無視?」
少し怒った口調で言う。
ヴァンパイアはまた周りを見渡しながら、部屋の扉を開け出した。
「ちょっ」
私は慌ててその行動を止めに入る。
「やめてよっ変態!」
思わず怒鳴ってしまう。