ヴァンパイアKISS ~姫の王子?~
内緒は駄目よ?
「ちょ、変態っ!」
「俺が何をしたっ?」
「って言いながら何処触ってんのよ!!」
・・・いきなりすいません。
朝から大声を出して騒いでるのには、理由があります。
時間は少し戻って、昨日の夜
「ねぇ、今日わ何食べたい?」
私はユウに聞いてみる。
ユウは、頬を氷で冷やしながらテレビを見ている。
何も答えないのは、聞こえてないのか、それとも・・・
「ねぇってば!」
私が大声で叫んでも、身動き一つ見せない。
だとすると
「あっそ。勝手に怒ってれば?!」
私はそう言って、今日の夕食を作り始める。
・・・そんなに叩いたコト、怒ってるわけ?
あまりに小さな狭い心なんだと思ってしまう。
まっ私には関係のないことだけど...