ラスト・メッセージ
「いつか……いつか夢が…叶うと…いいね…。章ちゃんの……芸人で、成功する…夢…。」


「あぁ。そうだな…俺…頑張らないとな…。稟が頑張ってるのにな?」


次々、流れる涙は止まる事が無かった。

「でも……何で…私が…入院してる事…知ってるの……?」

「お母さんに聞いたんだ。あんまり、稟と連絡が取れなくなったから、家に行った。」


「んもぅ……お母さんの…お喋り…。」

いつもの、膨れっ面になった。


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