ラスト・メッセージ
「浮気……嫌だったよ?腹立った……。許さない……つもり…だよ?

でも……私は章ちゃんが…好き…。

初めてで…男の人…知らないからじゃない……ちゃんと…私は…章ちゃんを…選んだよ…?

私が…水口…章夫って人を…選んだの…。」


「ごめん…稟…。
俺…俺……。」


10歳以上年下の稟の腕の中で、泣いたんだ……。

母親の胸に抱かれて泣く、小さな子供に返って……ひたすら泣いていた…。


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