ラスト・メッセージ
店員さんを呼んで、注文をする美樹の顔を眺める俺…。


目元。

口の動き。

顔を動かす度に、揺れるサラサラとした髪。


「なあに?
私の顔を見て。
そんなに、私に惚れてるぅ?」


ニヤリと笑って、俺の顔を覗き込んだ。

初めて逢った時と同じ。


その吸い込まれる様な、魅惑的な瞳に、俺はドキドキした。

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