ラスト・メッセージ
勢いよくドアを開けた。


「美樹!!」


部屋の中は静かで……。


「美樹…?返事しろよ。」


一歩、一歩部屋の中に入っていく。


「美樹?」


寝室のドアを開けて、見渡すが美樹のいる気配はない。


何処なんだ?


頼むから、変な気を起こさないでくれよ?


「美樹?」


浴室のドアを開けた。





ザァーーーーーーッ



「美樹ぃぃ!!」




浴槽に水を張って、もたれ掛かる様に座り込む美樹がいた。

浴槽から流れる水が赤かった………。


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