ラスト・メッセージ
美樹の大きな瞳からは、今にも涙が零れ落ちそうだった。
「私ね…手首切る前の日、新しく神戸に会社が出来るんだけど、そこにチーフとして行かないか?
って誘われてたの…。
どうしようか迷ってた。
神戸行けば、今以上の仕事をさせてもらえる…。
でも、章ちゃんと居られなくなる……
そう思ったら、自分でもどうしていいか分からなくなって…
だから、こんな事したの……。
章ちゃんに……心配して欲しくて…。
病院で目が覚めた時後悔したの……。」
「私ね…手首切る前の日、新しく神戸に会社が出来るんだけど、そこにチーフとして行かないか?
って誘われてたの…。
どうしようか迷ってた。
神戸行けば、今以上の仕事をさせてもらえる…。
でも、章ちゃんと居られなくなる……
そう思ったら、自分でもどうしていいか分からなくなって…
だから、こんな事したの……。
章ちゃんに……心配して欲しくて…。
病院で目が覚めた時後悔したの……。」