ラスト・メッセージ
「彼女が辛い時、寂しい時、不安に怯える時、傍にいてやりたいんです。
俺も、彼女の病気と向かい合っていたいです。まだ、そんなに甲斐性はないです。でも、彼女の安定剤になれます。」


「章ちゃん……。」

「あなた、いいじゃありませんか。
再発の不安が消えるまでは、完治したとは言えないんですよ?だったら、好きな人と一緒にいて、少しでも笑顔で暮らしてくれたら、幸せだと感じながら暮らしてくれたら、親として、こんな幸せな事ないじゃありませんか……。
奇跡を信じましょ?」


「京子……。」


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