ラスト・メッセージ
「あなた、愛だの恋だと笑うかも知れませんが、そんな力が有ると信じてみませんか?」


「お母さん……。」

「稟……。
これだけは約束してちょうだい?
決して無理はしないでね?
学校と、家庭の両立は大変よ?
疲れたら、お母さん達を頼って欲しいの。」


「あっ…じゃあ、一緒に住んでいいですか?もちろん、生活費は入れますから」

「じゃあ、君は婿養子になるとでも?」

「別に、婿養子にならなくても、いいんじゃない?
稟もまだ、無理は出来ないだろうから、家事は二人ですればいいじゃない?
水口さんも、安心して仕事行けるだろうし。」


「お母さん、それいい。章ちゃん、ナイスアイディア!」


お母さんと、稟が、キャピってしまった。

どさくさに紛れて、言ってみるもんだ。

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