ラスト・メッセージ
「ここ、凄く感じのいいお店なんですね!?」

「ああ。

出来て二年なんだ。
店は、さっきのオーナーが、切り盛りしてて、実はこの店の内装は全部、あいつの奥さんが手掛けたんだ。

凄くセンスいいだろ!?」

「へぇー。凄いんですね。また来たくなっちゃった。」

「是非、来てやってよ。あいつも喜ぶからさ。」

暫く、俺達は他愛もない話しで盛り上がる。

そんな時、隆がオーダーした料理を持ってきた。

「すごーい。

お店だけでなく、料理も凄いんですね。
美味しそぉ。

今日だけでなく、また来ます、私。

広告関係の仕事してるんだけど、接待とかで、使わせて下さいね。」

隆は、店を使ってくれるのが嬉しいのか、美樹に笑いかけられたのが嬉しかったのか、いつもより顔に締まりが無かった。


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