ラスト・メッセージ
「新郎、新婦様。
お時間となりましたので、チャペルの方へお願いします。」

「「はい。」」


「行くぞ。」


「うん…。」


稟が、片手でドレスの裾を持って、片手で俺の腕を持つ。


稟が転ばない様に、ゆっくり歩く。


コントでは、何度もやってるこの格好。

まさか、仕事でなく人生の中で着る事になるとはなぁ……。

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