ラスト・メッセージ
夜7時過ぎ、俺は稟の入院してる病院に駆け付けた。


エレベーターのゆっくりさに苛々していた。


『305号室』



「稟!」



「章ちゃんだぁ!」


二本の点滴に繋がれながら、少し体を起こして、小さい子供の様な、無邪気な笑顔をみせた。



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