ラスト・メッセージ
そして手術の日がきた。


トーク番組の収録が終わってから病院に駆け付けた。


手術室の前の椅子にお義母さんが座っていた。


「お義母さん。」


「章夫さん。
調度、30分前に入ったの…。これを稟から預かってるの。
病院に着いたら、あなたに渡して欲しいって…。」


バッグから、一通の手紙を出して、俺に差し出した。


「有難うございます。」


封筒から、薄いピンクの便箋を出して広げた。



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