ラスト・メッセージ
「ねぇ、章ちゃん…私ね……延命措置はしないよ?
何処まで頑張れるか分からないけど……章ちゃんの、奥さんとして、傍にいたいの……。
傍で、章ちゃんの奥さんとして、いたいよ……。
命が、燃え尽きるまで……病院の天井じゃなくて、あなたを見ていたいから。」

「稟……。」


朝陽が照らした稟の顔は、キラキラ輝いていた。


まるで、その姿は、天使だった………。


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