ラスト・メッセージ
集中治療室……。


「お義母さん!」


「章夫さん…。
稟が…稟がぁ…。」

お義母さんが泣き出した…。


「落ち着いて下さい。」


「稟…体が痛いって言い出してね……。ソファーに横になる様にって言ったんだけど……そしたら…倒れてね……そのまま意識が戻らなくて……。」


「そうだったんですか……。」


「親なのに……何にもしてあげられない……痛みも…代わってやれないなんて……。」



< 264 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop