ラスト・メッセージ



四年後……。




「水口さぁ~ん、
スタンバイお願いします!」


「はいよ。」



俺は、自分の番組を二つ持つまでになった。


「稟、行ってくるな?」


携帯の待受画面の稟にキスをした。


最期に、言ってやれなかった言葉……。


「稟…愛してるよ」


そう囁いて、楽屋を後にした。


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