ラスト・メッセージ
全く売れない時から、声をかけてくれてよくしてくれる人。
「あれぇ~、水口
指輪してる?」


しまった。

除けてくるの忘れていた。

「誰とペア?
そんな危篤な女いたんだぁ?」


「危篤な女って酷くないっすか?」


「アハハ。
でも、そんな女が出来たからには、気合い入れて仕事に励めよ?
んじゃ、先行ってるからな?」

俺の肩にポンと手を置いて、楽屋を出て行った。


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