ラスト・メッセージ
「稟…何でここに?」


思わず席を立つ。


「この人、大学のゼミで一緒の立花君。
レポート手伝った事有って、そのお礼にってご馳走してくれるって言うから…。
章ちゃんは?

仕事の打ち合わせかなんか?」


「あっ、そうなんです。
今度、雑誌でお世話になる事になりました相澤です。
宜しくお願いします。」

「あ、春川と言います。宜しくお願いします。」


二人が軽く会釈した。

取りあえず、美樹の効かせた機転のお陰で乗り切った……。
そう思っていた。


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