ラスト・メッセージ
「いいよ。

何処に行く?」

言ってもぅたあ!!
「ホントに?

嬉しい。何処がいいかなぁ…。」

彼女が、目をキラキラと、歓楽街の様にして、パチパチと瞬きをしている。

かっ…かわえぇ。

稟には無い、大人の女の色気と、可愛さを持ち合わせた美樹に、俺の心を持って行かれた…。

「じゃあ、俺の行きつけの飲み屋にでも行く?すぐ近くなんだけど。

てか、彼氏にバレて修羅場とかないの?」

それとなしに聞いてみた。

そこ、大事なとこだからさ?


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