ラスト・メッセージ
「お疲れ様ッス!」
「あ、お疲れ…」


稟……待ってろ?
今、行くから……。

挨拶もろくにせず、俺は、走った。


楽屋に置いてある荷物を持って、ひたすら走った…。


局の前に一台のタクシーが止まっていた。


「〇〇第一病院に行ってくれ。」


稟に逢ったら、何て声をかけよう……。

まずは、謝らないとな。


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