あなたじゃなきゃ
第六印象
朝は裕亮を起こして
一緒にご飯を食べて
部活があるのをサボって
裕亮が帰ってからもずっと家で寝てた
みんなは心配してくれるから平気で休めるんだけど
私が休みたい理由はそこじゃない
今日、聡を火葬してお墓に入れてあげる
真っ昼間からの直射日光は暖かくていっそう眠気をさそう
でもそんなとき電話がきた
刑事さんからだった
どこでやるかとか
どうゆうのにするかとか
一緒に話し合ってくれて
考えてくれた
刑事さんだからかはわからないけど
1日ですぐにいろいろ準備してくれた
そのおかげで無事
聡のことに区切りがついた。
「本当にありがとうございました。」
「いいんだ。また何かあったら連絡してくれていいから。」
刑事さんはそう言ってくれた
その後別れた
多分、刑事さんにはもう頼ることなんてない
そう信じながら。