あなたじゃなきゃ






「持ちません!」





柚希がやっと出てきた。





「柚希、行こう」



「え??あ、うん」





最後に睨んでから帰った







「あいつイヤだ。」





「え!?何があったのよ??」





「…結局あいつもナンパだったみたいな。」





「あぁ…それは…ね」



「本当かどうかはわからないけど、高卒で大手企業メーカーの正社員らしい。」





「へぇ!!!すごいじゃん!」





「すごいけど…あのチャラい感じ…イヤだ。」






「確かにね…




ま、気晴らしにショッピングしようよ♪」




「…うん♪」






そうだよ…それが目的だったんだから!










久しぶりだったからか、とてもたくさん服や靴を買ってしまった




なんとなく、裕亮に似合うTシャツも買った♪









「じゃあ明日ねー♪」


「あ!明日香!」



「ん??」



「言うの忘れてたんだけど…実は、気持ち戻った!」





「え??」



ゆっちのこと…??



「真田くん…よく考えたらいっぱい嫉妬してる自分がいてね、やっぱり好きなんだ、って!」





「そっか…よかった♪頑張ってよ!!」





私があれだけゆっちに柚希のことをプッシュしちゃったから…もしかしたらゆっちは柚希の気持ちに気づいてるかもしれない。




そしたらそのこと…気にしてるかもしれない…





でも柚希が気持ちなくなってたら意味ないから




よかった






< 148 / 221 >

この作品をシェア

pagetop