あなたじゃなきゃ
「持ちません!」
柚希がやっと出てきた。
「柚希、行こう」
「え??あ、うん」
最後に睨んでから帰った
「あいつイヤだ。」
「え!?何があったのよ??」
「…結局あいつもナンパだったみたいな。」
「あぁ…それは…ね」
「本当かどうかはわからないけど、高卒で大手企業メーカーの正社員らしい。」
「へぇ!!!すごいじゃん!」
「すごいけど…あのチャラい感じ…イヤだ。」
「確かにね…
ま、気晴らしにショッピングしようよ♪」
「…うん♪」
そうだよ…それが目的だったんだから!
久しぶりだったからか、とてもたくさん服や靴を買ってしまった
なんとなく、裕亮に似合うTシャツも買った♪
「じゃあ明日ねー♪」
「あ!明日香!」
「ん??」
「言うの忘れてたんだけど…実は、気持ち戻った!」
「え??」
ゆっちのこと…??
「真田くん…よく考えたらいっぱい嫉妬してる自分がいてね、やっぱり好きなんだ、って!」
「そっか…よかった♪頑張ってよ!!」
私があれだけゆっちに柚希のことをプッシュしちゃったから…もしかしたらゆっちは柚希の気持ちに気づいてるかもしれない。
そしたらそのこと…気にしてるかもしれない…
でも柚希が気持ちなくなってたら意味ないから
よかった