あなたじゃなきゃ
月曜日になった
昨日買ったTシャツを鞄に入れて学校へ向かった。
「裕亮、おはよー♪」
「あ、あぁおはよう。」
ちょっとひきつった笑顔な気がしたけど…
どうかしたのかな?
「元気ない?」
「え、いや、そんなことねーし」
…そうかなぁ…
「明日香ーおはよっ」
柚希がきた
「おはよ」
「ねぇ昨日のあいつ―」
「しっ」って言って指を口の前に当てた
「あぁ…ごめん、トイレではなそ」
「うん」
怪しまれてないかな…
ちらっと裕亮の方を見てみたけど元気がないからか机に伏して寝ていた
よかった…
「で、どうなったの!?」
「別に…まだメール来てない」
「!!???なんだ!!!よかったじゃん」
「そ、まぁやっぱり口だけっていうか。引っ掛かる相手なら誰でもよかったんじゃない?
私はもちろん連絡しないけど!!」
「そうかな…本当に惚れたと思ってたのにな」
「何言ってんの!?惚れられても迷惑だし、気にするだけもったいないって」
「えーでも結構いい男だったじゃん、経済的には特にww」
「ばか!!!
私には裕亮がいるし、まず智輝ってやつ性格が合わないもん」
「そうだよね!ごめんっ」