あなたじゃなきゃ









「はえーよ(笑)」




え?





「まだ20分も前だぞ?」





「ゆ…裕亮こそ…



今来たの?」





「おー」






すごい…ちょうど一緒だったんだ






繋がりすぎだよww







「ぷっ」


「なんだよ?」


「繋がりすぎww」


「あったり前だろ(笑)」



//////




相変わらず裕亮の言葉にいちいち照れてしまう自分…





「で…どこ行くの?」





「秘密」



「え電車乗るの?」


「あー、うん」



「裕亮ん家?」


「そっち方面だから安心しろ」



なんだ そっか


「わかった♪」






電車にゆられて

裕亮の家の最寄り駅を過ぎて

ちょっと経ったところ




横浜なんだろうけど


あ 降りるみたい



「そこの…


レストラン」





「え!?」



「そこで食事だから」


きれいで上品な感じの場所


高校生のあたし達には相応しくないようにも思えるけど


裕亮の優しさというか気遣いというか…


こーゆー日を大切にしてくれるあなたが


嬉しい。大好き。





「それまでは、コス●ワールドでも行くか?(笑)」




「コス●ワールド??」


「なんだよ知らねーの!?



これだから都会っ子は…


横浜の夢の国だよ!!」




「へー」


「ばか!バカにしてるだろ」


「いや…」


「ほらもうすぐ着くから」






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