あなたじゃなきゃ






橋みたいなのを渡った途中に階段みたいなのがあって、下を覗くと遊園地があった




夢の国ではないよ…ね




ちっちゃいし

乗り物少ないしww



「なっ★」




なんで裕亮はこんなに自信満々なのか…



「そうだね」


「は!?なんだよ、その反応」


「だって…(笑)」


「あーもーいいよ、乗るぞ」



絶対こわくな――






「キャーー」



…………バカにした私がバカだった…




めっちゃ怖いんですけど!!







「なっ!?」





「……うん」



そう言うと満足そうに笑っていた



子供(笑)







コス●ワールドで遊んでいたら



「おいおいもうこんな時間!!」




まだ5時ちょいだけどな





「何時に予約したの?」



「6時半」



「間に合うじゃん」


「そうだけどよー、間に合わないより焦った方がいいだろ」



「んー」


「さ、夢の国に“さらば”して行くぞ」



「夢の国じゃないし」




「ほら」









私に手を差し出してきた



//////



「なんか、手繋ぐの久しぶりだなー」



「そ…そうだね」




ギュッ




「ばーか、強く握りすぎ」


「クリスマスイブだからいいの!!」




「まぁ、いいけど」






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