あなたじゃなきゃ







「そうだなー。





1人目は、中1の時でさ、相手からの告白で、なんか周りもカップルいっぱいいたし、いいかな~って感じで付き合い始めた。


でもやっぱりそんなんじゃ俺も、相手も楽しくないわけ。記念日とかなんもしないし、つか付き合ったって別に何も変わらなかったんだよな。


だから、やっぱり別れてって相手に言われて、そのまま…」





へぇ…なんかびっくり


今と違いすぎるじゃん!!





「で、2人目は」



この間まで付き合ってた人だ




「まぁ、明日香も知ってるかも知れないけど、高校入っても少し付き合ってた…多分、1年くらい続いてた相手なんだ。


それも相手からの告白だった。



けど、俺もちょっと気になってた時期で(笑)

喜んでOKした…気がする。


どこが気になってたかな…


なんか…ちっちゃくて、妹みたいだったからかも。

守ってあげたい、みたいなな(笑)



でも、相手の気持ちが重すぎて…いやになった」





ズキンッ




重い?




それで嫌になったの??



もしかしたら私も…



私が本当の気持ち裕亮に言ってないだけで、私だってその元カノだって同じ気持ちだと思うから





怖い




嫌われるの、怖くなった。




「なんかさ…他の女子と話さないでとか、他の女子のメアド全部消してよ、とか…いろいろ言ってくんだ。びっくりもあったけど、もっとイラッてのがあった。そーゆーのは無視してたんだけど、



…そんなときに明日香を街で見た。





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