あなたじゃなきゃ






多分この時点で一目惚れしてた(笑)



でも恋とかよくわかってなかったからさ、気になるなーってだけで終わってた。


から、彼女とも別れなかったし…」




「なんで??好きじゃなかったんでしょ?」




「いや…たまにかわいーとこもあって…。別に別れることないか、って思ってた。




で、入学してみたら同じ学校だし同じクラスだし、運命って思った!!


だから…彼女ともすぐ別れようと思った。



でも、そう言ったら


その子が俺のこと好きになる保証なんてないじゃん!


って言ってきて…ムカついたけど、図星だし、初めの方なんて話す機会もなかったから…


うまく別れられないでいた。



でも、そんとき岡田から明日香とテスト勉強しよーよって誘いがあってさ。岡田にはもう協力頼んでたから、これで一気に距離が縮まるなって思って、ちゃんと別れたんだ。







あのときも、明日香に教えたくなかったんじゃない…


明日香に教えることで、俺が明日香の恋愛対象外になるのが怖かったんだ。」






…そうだったんだ




「ありがとね、聞かせてくれて」





「おう」




「でも一個だけ言うと、私も、裕亮が思ってる以上に重いよ(笑)」




笑って言ったけど…

怖かった




「ばか、俺のが重いから。それに明日香の重さならどれくらいだって幸せだから。」



真剣な眼差しで、こっちをみて言ってくれた




「ありがとう♪」






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