あなたじゃなきゃ






「わー!!広い!!


ってゆうかきれー」





「俺だってちゃんとバイトしてきたからな!」





そっか……


ここ最近、放課後もずっと一緒に帰れてなかったし


授業中も眠そうにしてたのは…


働いてたからなんだよね……


このために。





「ありがとうね」


「ん?おお」







「まだ夕暮れだけどさ、夜になったらもっときれいな景色が見えるんだよ。楽しみにしてろよ?」



「うん!!!でも……夕焼けでも十分きれい……。」


窓のそばの席で、かなり高いんだろうなー

って身をもって実感するくらい、外の景色は美しすぎて言葉にならなかった。



「ま、俺からしたら、





明日香の方がきれいだけど。」



!!!???!?!????

はぁ!?///////




「ばっ!……そんなクサいセリフはいいからっ(笑)」



「でも本当だし」



かぁー/////////




「ここからの景色の方が……断然きれいだもんっ!」


「そうかぁ?(笑)」



そうだよっ!何言ってんの……はずかしいっ







「あ、料理きた!」


「何が良いかわかんねーから、てきとーにイタリアンコースにしといたけど…平気だったか?」


「もちろん★大好きだよww」


「あ、そう。よかった」


「?」


裕亮の返事がぎこちないから顔を覗いたら、


何故か真っ赤だった。


「え、どうしたの?」


「なんでもない」


「いやいや!なんんでもなくないでしょ!顔真っ赤だよ?」


「ばか、聞くなっ」


「なんでよー!?」


「うっせー////」




はぁ????



よくわからない・・・・・・





< 161 / 221 >

この作品をシェア

pagetop