あなたじゃなきゃ





「へーぇ」



へーぇって…何よ



「てっきり冷めたのかと思った



クラス替わったから」



「そんなことで冷めない…



むしろ嫉妬ばっかで…




大好きって実感させられる」




「ふーん




俺の方が多分、今は岬のこと好きだよ」




「はっ!?」



「近くにいるし、岬の良いとこ100個以上言える!(笑)」




「言ってみろよ」




えっ




「裕亮!!」



「言ってみろよ、明日香の良いとこ100個以上!」



「っ…」



「言えないのかよ…」



「お前は言えんのかよ」





「言える



なんなら紙に書いてやろうか?」




////




「はったりだろ!」



「ちょっと待ってろ



明日香、紙とペン貸して」


「え!?無理しなくていいって!」



「無理じゃねぇ」



……



私はルーズリーフとペンを渡した






最初の30個くらいをスラスラと書いただけで十分すごいのに


裕亮は残りの20個になるまでスピードは衰えなかった



……すごい




「…明日香、」



真剣な顔でこっちを見て



「バストいくつだ?」




………




「ばかかっ!!」



//////




「…じゃあ人並みに大きい…っと」




「そんなこと書くなし///






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