あなたじゃなきゃ
「………」
電話の中は通勤ラッシュを終え、さらに田舎の駅まで来てしまったためにガラガラだった
また寝てしまいそうだった
もう考えたくなくて
柚希に電話した
「もしもし?明日香だけど…
柚希、ごめんね(笑)
電車寝過ごしちゃったww」
「はぁー!?もう!!
うちら午前中仕事なんだからね!!」
「あはっwwごめん」
「それより…
間に合うの?」
「え?もう間に合ってないじゃんww」
私は柚希が何を言ってるのかわからなかった
「だから!!
ベストカップルSHOW!!」
!?
「……間に合ったって、でるわけないじゃん」
なんでそんなことを言うのかもさっぱりわからない
「………でも、なるべく早く来てよ!
ったく、仕事しないで遊ぶってどーゆーこと(笑)?」
柚希は何かを隠したように話題を変えてすぐ電話を切った
気まずかったかなぁ…
っていうか、私はだれと回るんだろう
裕亮はないとして、
柚希とゆっちのところに入る訳にもいかないし…
やっぱり、午後も仕事をしよう
午後もっていうか午前中やらなかった分働かなきゃいけないだろうし
はぁ…