時刻の最果

コッコツコツ(足音)

所長「随分緊張しているようだね。」

ハン「あ、はぁ..そりゃあ^^;」

所長「まずここが、地層研究室だ。ここで遥か昔、恐竜の生息していた時代から現代に至るまでの地層の変化を研究している」

なるほど...地層は僕にはあまり興味の無い部署だな。

ハン「そうですか。」

コツコツ(足音)


やたらと だだっ広い施設だ。外から見るよりも更に広く感じるな...

所長「で、ここが今日から君に配属してもらう事になる生態系研究室だ」


ハン「生態系研究?」

所長「うむ。まぁ詳しい内容は中で実際に働いてみれば解る」

ハン「はい」


‐凄く綺麗な施設だ。でかいし掃除も行き届いている...なのに何だろう、この違和感は? 殺気とでも言うのだろうか、不思議な雰囲気だ。 この建物の外観、内装とは裏腹に 何とも言えない不気味な不協和音が聞こえてくる感じがする‐

とりあえず今は気にしても仕様がないな。
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