時刻の最果

 その後、所長さんが施設内を案内しながら解りやすく色々と説明をしてくれた。
研究所内には数多く分類された研究室と
それらの研究結果や情報を管理するための総合統括ルームがある。

例のお隣に建つ、ハイセキュリティな建物にはさすがに入れてもらえないが
どうやら地下のほうの廊下か何かでつながっているようだ


所長「では、ハン君の持ち場の生態研に入りましょうかね」

ハン「お願いします」

この所長、見た目は50代ってとこか
紳士的な雰囲気のある
一見 なかなかの人物のように見える。


ピッピッ 
《...認証ok..》

所長「これは施設内で行動する際に必要になるセキュリティカードだ。」

所長「このXias施設内には各部署によりセキュリティレベルが設けられています。この今、私が使用しているカードがセキュリティレベル5、まぁ言わば管理者クラスのカードだ」


ハン「なるほど..セキュリティにも段階があるのですね」

所長「そうだ。そしてこれが今日から君に使用して頂く事になるセキュリティレベル1のカードだ 
まぁ、この1階フロアー内にある研究室や部屋であれば大抵入れるので不便はないはずですよ」


ハン「わかりました。
ちなみに質問よろしいでしょうか?」

所長「ん?」


ハン「このセキュリティのレベルというのは何段階まで存在するのでしょう?」
所長「うん、実はセキュリティのレベルは1からXまでの七段階からなっている」
所長「レベルZとレベルXエリアにはこの私でさえ立ち入る事はできない。」


‐所長でさえ立ち入る事が出来ないか....‐


所長「ではこちらへ」

コツコツコツコツ(足音)

所長「紹介しよう。彼が生態研の室長エリック君だ」
エリック「よろしく」
ハン「ハンです。よろしくお願いします」

‐‐握手‐‐

やたら身長の高いデブな感じの人だ。
年齢は35ってところか

所長「ではエリック君、彼の事あとは任せたよ。いったん私は失礼しますねハン君」

コツコツコツコツ(足音)

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