時刻の最果

ある日、僕に一通の手紙が届いた

差出人不明だ


【手紙】

初めましてハン君

我々は まだ名を名乗る事は出来ないが
君の存在に非常に興味を持つ組織だ と言っておこう。

どうだね?Xiasでの生活は?
君の失われた過去の事については何か成果はあったかな?

正直に言おう
我々は 君自身が知らない君の事を知っている。

だがまだ今は多くは語れない。

また時期がこればこちらから連絡する。

――――――――――――
 この組織は何かを知っているみたいだ。
イタズラの可能性もあるが 僕は久し振りに気持ちの高揚を覚えた。


エリック「ハン」

ハン 『あ、へ?』

エリック「どうした?ボーッとして」

ハン『あ、いえ。』

エリック「昨日届いた面白い物がある。これがそうだ」

ハン「これは?無線機のような物ですか?」

エリック『太古の人類が使用していた携帯電話という機械のようだ。電気や電波を使って手紙や音声をやり取りする機械らしい』


ハン「それは凄い 古代人はほんとに優れた文明を持っていたんですねぇ」


携帯電話か...

修理すれば使えるようになるのだろうか
パソコンを常に持ち歩けるような感じだな...

ん?

という事は

修理さえすれば、この携帯電話の持ち主が当時やり取りしていた記録が見れるという事か

これは興味あるな

ハン「エリックさん、この携帯電話 少し預からせて頂けませんか?」


エリック『ん?あぁ、じゃあ研究所の物品の個人研究持ち出し許可を申請してくれ。早ければ3日で許可が降りるはずだ』

ハン「わかりました」

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