サクラのエリコ
「あんた誰よ」


しかし今のカスミにはヤクザだろうが関係ない。


「ばっか、お前...!」


マネージャーはカスミの態度に顔を青ざめた。


「ワシは鮫島ってもんだがな。お嬢ちゃん、エリコちゃんの友達か?」


「そうよ、だからなんなのさ」


「ええ根性してるな。ワシらが怖くないのか?」


「エリコはダチなんだよ!ダチが危ない目にあってんのにヤクザにビビッてる暇なんかあっか!!!」


今やカスミに恐れるものなし。
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