最初から
「んっ…」


ビクッ


妹ちゃんが身じろいだみたいだ
雑誌はベッドの下に追いやっといた

…起きっかな




あ…






「…ん、お兄…ちゃん…?」


…目を覚ました。…やっべ、可愛い


「あ、…俺、健二の友達」

「…え!?え、え?」


まだ、状況を分かっていないみたいなので、俺は一部始終をその子に話した


「あ、…ごめんなさい、ありがとうございます…」

理解した彼女は謝りとお礼を言い微笑んだ

「お粥あるから食べなよ。薬も飲ませろって健二がさ。人使いあらいんだよあいつ」

笑いながら喋る俺にすいませんお兄ちゃんが…と申し訳なさそうにしたので、慌てて冗談だよと返した

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